2022.06.11 コロッケの思い出
気づくと、鍵付きTwitterばかりに書き過ぎてしまうが、こちらと現場ブログもよろしくお願いします。
小学校低学年の頃だったか、家で母と在宅していた時。
そんなに身なりはすごくないけど、物乞いの方が訪問してきたんですよね。
その時、『お金を恵んでください』と、そういう場面を子供心に初めて見ました。
その時に、私を二階へ隔離するでもなく、ちょっと待っててくださいと台所へ。
お金を直接渡しても、その人はその日暮らしになってしまう。
だから、体を保つために、コロッケパンを渡して、職を探す糧にしてほしい。
何年も音響の教育に携わっていますが、これと言った答えが見つからず、いつも試行錯誤してます。
もちろん、伝えられるところは伝える、見せるべきところは見せる。
でも、機材の発達は凄まじく、本当に毎日苦しく生きています。
しかし、すごく大切なことは。
・お金を渡さず(使い方だけに拘らず、参加すればいいということだけでなく)
・自分で生きるための方法を、自分で考える(そのためのサポート)
これはずごく、身に染みて感じています。
関わりのある方、目上の方も含め、こんな遠回りをしていますが、永く音楽や音響、藝術もさることながら、一つ一つの文化に触れる人が増えていくことを望みます。
コロッケを見かけたら、思い出します。